世界中が注目するジャパニーズオーク樽(ミズナラ樽)
◆代用品から誕生した世界一希少で高価な樽
その昔ジャパニーズウイスキーは、ヨーロッパから輸入したシェリー樽で熟成させるのが主流でした。
しかし太平洋戦争によって、シェリー樽の輸入が困難になり、国内で最適な樽として選ばれたのが北海道産のミズナラ(ジャパニーズオーク)でした。
ミズナラは木の香りが強く評価は高くありませんでした。
また材質的に漏れやすいことから、材木の選別と製樽製造作業は大変難しかったといわれています。
しかも樽に加工できる原木は、全長が240㎝以上、直径が40㎝以上、傷も枝もなく、捻じれもなく真っすぐに育ったものだけと言われるほどです。もちろん内部に虫がついていたり、強度が足りないものも除かれます。
原木から樽にできる確率は0.1%とも言われ、大変希少で貴重なため、世界一高価な樽と言われています。
◆ミズナラ樽の特徴は独特の香り
ミズナラ樽で熟成されたジャパニーズウイスキーは、その華やかな香りで世界的な評価を獲得しています。
熟成が2回、3回と繰り返されると、独特の味わいとなり、まるで白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)を思わせる香味が生まれてきます。この香りこそがジャパニーズウイスキーを象徴する存在の1つとなっています。